食道がんは、食道が心臓や大血管、気管、気管支などの重要な臓器と接しているため、手術が難しいとされる消化器がんの1つになります。
患者数の男女比は8:2と圧倒的に男性に多く、主に60~70代に好発しています。
発症原因は不明ですが、危険因子として喫煙・飲酒・熱いものの飲食・家族性因子などが考えられています。
毎日4合以上飲酒した場合、食道がんになる危険は飲酒しない人と比べて約10倍となり、喫煙に関しては1日20本を20年間喫煙した場合、非喫煙者と比べて5倍になる。
日本人に多い食道がんは、粘膜表面の細胞にできる扁平上皮がんが約90%を占め、進行しながら少しずつ症状が現れはじめます。
早期治療が鍵となるのですが自覚症状に乏しいため、やはり定期的な健診が勧められます。
全国の食道がんの名医・専門医を紹介します。
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北海道・東北エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
木ノ下義宏 | 手稲渓仁会病院 【北海道札幌市】 |
食道がんの世界的権威から診断と治療を学び、その知識をさらに深める事で多くのがんを治療してきた名医。 | |
細川正夫 | 恵佑会札幌病院 【北海道札幌市】 |
現会長でありながら外科医として主に食道がんの手術を行う。食道がん治療に関して全国の指導的立場になるエキスパート。 | |
宮田剛 | 岩手県立中央病院 【岩手県盛岡市】 |
消化器外科を専門。特に内視鏡手術や術後回復強化策を得意とする。 | |
亀井尚 | 東北大学病院 【宮城県仙台市】 |
消化器外科学、移植再建内視鏡を専門。消化器低侵襲手術や再生医療、細胞移植等を研究する教授であり食道外科の医師。ロボット支援手術の執刀資格を持つスペシャリスト。 | |
山田章吾 | 一番町健診クリニック 【宮城県仙台市】 |
理事長。過去に米国MDアンダーソン病院に留学し、放射線腫瘍学の研究を行っている。放射線治療が専門。 | |
本山悟 | 秋田大学医学部附属病院 【秋田県秋田市】 |
過去700例以上の食道がん手術を行ってきた食道外科、消化器外科専門医。ロボット支援手術にも力を入れ多数の研究実績を誇る医師であり研究者。 | |
根本建二 | 山形大学医学部附属病院 【山形県山形市】 |
前病院長。食道がんの放射線専門医。医学界に多く貢献した実績が認められ、多くの賞を受賞している。 |
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関東・甲信越エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
清水秀昭 | 栃木県立がんセンター 【栃木県宇都宮市】 |
日本食道学会の特別会員を兼任し、地域の医療活動に大きく貢献している胃がん治療の名医。 | |
宮崎達也 | 前橋赤十字病院 【群馬県前橋市】 |
著書に「食道がんと言われたら…」などがある。食道がん治療のスペシャリスト。 | |
有馬美和子 | 上尾中央総合病院 【埼玉県上尾市】 |
診療顧問。内視鏡治療のスペシャリストでセミナーも開催。日本食道学会の評議員。 | |
櫻本信一 | 埼玉医科大学国際医療センター 【埼玉県日高市】 |
当病院消化器外科(上部消化管外科)の診療部長、教授。胃、食道外科、内視鏡外科を専門とする医師。がん治療に長年携わる専門医。 | |
大杉治司 | 上福岡総合病院 【埼玉県ふじみ野市】 |
医師が選ぶゴッドハンド医師と評されている食道がん治療のスペシャリスト。 | |
稲木紀幸 | 順天堂大学医学部附属浦安病院 【千葉県浦安市】 |
新しい内視鏡手術機器の開発など幅広く活動を展開。ロボット支援下胃がん手術の高い実績を誇る医師。 | |
木下敬弘 | 国立がん研究センター東病院 【千葉県柏市】 |
腹腔鏡下胃癌手術の執刀経験は1400件以上、ロボット支援胃癌手術の執刀経験は60件以上と優れた手術実績を誇るエキスパート。 | |
大津敦 | 国立がん研究センター東病院 【千葉県柏市】 |
腫瘍内科学が専門。なかでも先端医療に力を入れた胃がん治療を専門とするドクター。 | |
岡住慎一 | 東邦大学医療センター佐倉病院 【千葉県佐倉市】 |
当病院の消化器外科教授。特にがん治療、腹部救急疾患診療に力を入れ手術実績を持つスペシャリスト。膵臓や肝臓の画像診断も得意とする外科医。 | |
松原久裕 | 千葉大学医学部附属病院 【千葉県千葉市】 |
がんと闘う名医としてテレビなど多くのメディアに出演する胃がん治療のエキスパート。 | |
鍋谷圭宏 | 千葉県がんセンター 【千葉県千葉市】 |
消化器外科部長。食道、胃がんを専門とし外科栄養、栄養サポートにも精通する専門医。著書「胃を切った人のおいしい回復レシピ300」を出版。 | |
宇野隆 | 千葉大学医学部附属病院 【千葉県千葉市】 |
放射線専門医として低侵襲な放射線治療を提供。患者さんの体に負担をかけないよう日々患者さんに寄り添う医師。 | |
井上晴洋 | 昭和大学江東豊洲病院 【東京都江東区】 |
食道・胃外科学が専門分野。消化器内視鏡診断と内視鏡治療の専門医。 | |
藤崎順子 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
消化器内科部長。内視鏡治療のスペシャリストでもある女医。消化器関連の講演演者としても活躍している。 | |
渡邊雅之 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
消化器外科部長、食道外科部長を努める。特に食道がんに対する外科治療を長きに渡り専門とし実績を積んだスペシャリスト。 | |
村上雅彦 | 昭和大学病院 【東京都品川区】 |
食道がんの内視鏡手術のエキスパートと評判の名医。治療実績・経験が豊富なドクター。 | |
大圃研 | NTT東日本関東病院 【東京都品川区】 |
内視鏡の技術を独学で学び、早期がんに対する内視鏡治療を得意とするがん治療のスペシャリスト。年間日本一の症例数と言われている。 | |
酒井敬介 | 日本赤十字社医療センター 【東京都渋谷区】 |
地域と連携して高度先進医療と健康維持に力を入れている名医。数々の論文も高く評価されている。 | |
北川雄光 | 慶應義塾大学病院 【東京都新宿区】 |
胃がん治療の専門医師たちが名医と認めている日本トップクラスのドクター。 | |
川久保博文 | 慶應義塾大学病院 【東京都新宿区】 |
食道がん・胃がん治療が専門。早期がんから進行がんまで状況に応じて最先端の医療を提供。集学的治療の開発に力を入れている。 | |
河合隆 | 東京医科大学病院 【東京都新宿区】 |
上部・下部消化管疾患、ヘリコバクターピロリ、食道がん・胃がんが専門。日本消化器病学会の消化器病専門医・指導医・財団評議員、他。 | |
大木岳志 | 東京女子医科大学病院 【東京都新宿区】 |
消化器・一般外科、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術、消化管内視鏡治療(特にESD)が専門。日本外科学会の認定医・専門医・指導医、日本食道学会の食道科認定医、他。多数の関連著書がある。 | |
東野正幸 | 日本食道学会 【東京都墨田区】 |
日本食道学会の特別会員。食道内視鏡治療に関連した数々の専門著書を持つ。国内でトップクラスの名医 | |
片井均 | 立川病院 【東京都立川市】 |
元国立がん研究センター中央病院副院長。消化器外科が専門。特に胃ガンの診断・治療を専門とする。NHK健康チャンネルに出演する他、医学書院を出版。 | |
大幸宏幸 | 国立がん研究センター中央病院 【東京都中央区】 |
現食道外科の科長、また東京医科大学病院の消化器外科、小児外科の兼任教授の顔を持つ。特に胸腔鏡、腹腔鏡手術を専門とする。 | |
加藤健 | 国立がん研究センター中央病院 【東京都中央区】 |
頭頸部内科・消化管内科が専門。特に進行から再発の食道がんに対して様々な治療を組み合わせるなど国内有数の症例数経験を持つ。 | |
梶山美明 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 【東京都文京区】 |
食道切除・再建・内視鏡手術など幅広い領域に対応できる日本を代表する名医。 | |
鶴丸昌彦 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 【東京都文京区】 |
消化管、特に食道、胃の外科治療が専門。現消化器外科講座上部消化管外科学教授。消化器官に精通するエキスパート。 | |
福永哲 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 【東京都文京区】 |
消化器、低侵襲外科の専門医。他多数病院の医長や大学の客員教授などを務めた経験があり、がんの腹腔鏡手術数は1500例以上と豊富な経験値を持つ。 | |
瀬戸泰之 | 東京大学医学部附属病院 【東京都文京区】 |
食道・胃を切除された方の食生活を考え、食生活改善の研究にも注力している。 | |
門馬久美子 | がん・感染症センター東京都立駒込病院 【東京都文京区】 |
内視鏡診断・早期食道がんに関する内視鏡治療を専門とする女医。2014年には内科医の女医として初の日本食道学会の会長を務めた。 | |
出江洋介 | がん・感染症センター東京都立駒込病院 【東京都文京区】 |
難易度高い食道がんの手術と治療に対応。テレビなどメディアにも取り上げられている名医。 | |
小澤壯治 | 多摩丘陵病院 【東京都町田市】 |
患者とのコミュニケーションを大切にし、適正な診断・治療を提供する名医。 | |
上野正紀 | 虎の門病院 【東京都港区】 |
開胸・鏡視下・ロボット支援下などの食道がん手術を得意とする食道がんのスペシャリスト。兼任教授として手術から外科栄養管理まで患者さんのトータルケアを行っている。 | |
田原秀晃 | 東京大学医科学研究所 【東京都港区】 |
がんに対する免疫療法と遺伝子治療の最先端医療を開発に注力するドクター。 | |
大森泰 | 川崎市立井田病院 【神奈川県川崎市】 |
上部消化管の早期癌診断と内視鏡治療のエキスパート。身体への負担を少なく治療している名医。 | |
日月裕司 | 川崎幸病院 【神奈川県川崎市】 |
副院長・がん治療センター長を務め、臨床研究部としても力を入れている。食道外科を専門とし、特に食道がん救済手術を得意とする。 | |
宇田川晴司 | 虎の門病院 分院 【神奈川県川崎市】 |
患者の心のケアにも注力するドクター。徹底した説明と同意から最善の治療を行っている名医。 | |
草野央 | 北里大学病院 【神奈川県相模原市】 |
内視鏡治療(消化管腫瘍)、消化管疾患全般が専門。日本外科学会の認定登録医、日本消化器病学会の指導医、日本消化器内視鏡学会の指導医、他。 | |
田邉聡 | 北里大学病院 【神奈川県相模原市】 |
消化器内視鏡診療を専門とする。内科系・外科系を超えた内視鏡治療の開発に力を入れ、最先端の内視鏡治療を提供している。 | |
竹内学 | 長岡赤十字病院 【新潟県長岡市】 |
がんの早期発見と低侵襲治療のメリットを考える。消化器内科部長。 | |
小山恒男 | 佐久総合病院 【長野県佐久市】 |
最新の内視鏡的食道がん治療を提供している名医。医師向けの著書を出版している。 |
食道がんの治療
食道がんの基本治療には、手術療法、化学療法、放射線療法があります。
これらを組み合わせた集合治療が一般的で、癌の進行度に応じて適切な治療が選択されます。
食道がんは、早期癌・表在癌・進行癌に分類され、早期癌では内視鏡による切除が選択されます。
切除後、約1割の患者に局所の再発が認められているため、切除後も引き続き観察が必要になります。
表在癌に関しても約90%が内視鏡による切除の適応になり、癌の範囲や進行度に応じて手術が必要となる場合があります。
進行癌に関しては、手術に加えて化学療法や放射線療法といった集合治療が検討されます。
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東海・関西・中部・北陸・四国エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
稲木紀幸 | 金沢大学附属病院 【石川県金沢市】 |
消化器外科(食道・胃腸・ロボット低侵襲手術)が専門。腹腔鏡手術や内視鏡手術など低侵襲の胃がん治療を得意とするドクター。 | |
高木正和 | 静清リハビリテーション病院 【静岡県静岡市】 |
消化器外科、食道・胃外科が専門。日本外科学会の指導医・専門医。低侵襲の胃がん治療を得意としているドクター。 | |
小野裕之 | 静岡県立静岡がんセンター 【静岡県駿東郡】 |
難易度の高い食道全周性切除にも対応。消化器官病専門医。 | |
竹内裕也 | 浜松医科大学医学部附属病院 【静岡県浜松市】 |
消化器外科全般、特に食道や胃がんを専門とする。内視鏡外科手術に積極的。 | |
坊岡英祐 | 浜松医科大学医学部附属病院 【静岡県浜松市】 |
消化器外科を専門とし、特に食道がんの外科治療を得意とする。がんプロフェッショナル養成コースに関する緩和ケアチームに参加するなど幅広く活動。 | |
宇山一郎 | 藤田医科大学病院 【愛知県豊明市】 |
胃がん腹腔鏡下手術の世界的オピニオンリーダー。豊富な治療実績を誇るスーパードクター。 | |
小寺泰弘 | 名古屋大学医学部附属病院 【愛知県名古屋市】 |
胃がん外科のエキスパート。日本胃がん学会の理事を兼任するドクター。 | |
小池聖彦 | 名古屋大学医学部附属病院 【愛知県名古屋市】 |
食道外科が専門。チーフとして多くの手術を手掛けるスペシャリスト。 | |
安部哲也 | 愛知県がんセンター 【愛知県名古屋市】 |
安全で合併症の少ない手術を目指す食道がん治療の専門医。 | |
藤原斉 | 京都府立医科大学附属病院 【京都府京都市】 |
上部消化菅外科・食道外科・内視鏡外科を専門とする。食道がんに関する集学的治療成績向上について研究に力を注いでいる准教授。 | |
竹村雅至 | 南大阪病院 【大阪府大阪市】 |
腹腔鏡下手術のエキスパート。治療実績の向上に努めているドクター。 | |
本告正明 | 大阪急性期・総合医療センター 【大阪府大阪市】 |
食道がん治療が専門。術後経過に及ぼす影響などを考慮した医療を提供。 | |
藤谷和正 | 大阪急性期・総合医療センター 【大阪府大阪市】 |
腹腔鏡下低侵襲手術や機能温存手術など患者さん個々に最適な幅広い手術を行う名医。化学療法・放射線療法も積極的に行っている。 | |
金谷誠一郎 | 大阪赤十字病院 【大阪府大阪市】 |
腹腔鏡手術の権威。テレビなどメディアにも多数出演するドクター。 | |
笹子三津留 | 淀川キリスト教病院 【大阪府大阪市】 |
主に食道・胃がんを専門とし、累積症例数4000例以上を誇る名医。2014年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介され、全国からがん患者が集まった。 | |
安田卓司 | 近畿大学病院 【大阪府大阪狭山市】 |
食道がん・胃がんの外科治療が専門。特に進行した食道がんに対しては、化学放射線療法・化学療法・がんワクチン・機能温存など幅広い個別化治療を確立。 | |
大平雅一 | ペガサス 馬場記念病院 【大阪府堺市】 |
消化器外科全般・乳腺内分泌外科の診療や腫瘍に関する研究を行い、学会・研究会を開催。栄養サポートチーム活動をスタートさせ栄養療法にも力を入れている。 | |
山崎誠 | 関西医科大学附属病院 【大阪府枚方市】 |
高度な進行がんに対しても積極的な治療を行っているドクター。 | |
土岐祐一郎 | 大阪大学医学部附属病院 【大阪府吹田市】 |
地域に密着した医療を提供。患者とのコミュニケーションを大切にしているドクター。 | |
掛地吉弘 | 神戸大学医学部附属病院 【兵庫県神戸市】 |
手術システムや教育システムの開発に取り組んできた食道胃腸外科教授。コンピュータ支援手術を取り入れるなど世界最先端の治療を行うエキスパート。 | |
豊永高史 | 神戸大学医学部附属病院 【兵庫県神戸市】 |
内視鏡診療・治療が専門。特に内視鏡的粘膜下層剥離術を得意とする。准教授として医学書院も出版されている。 | |
森田圭紀 | 神戸大学医学部附属病院 【兵庫県神戸市】 |
内視鏡治療の研究開発を行う、消化器内科医師兼特命准教授。合併症が起こる可能性の低い治療器具を多数考案している。 | |
建部茂 | 鳥取県立中央病院 【鳥取県鳥取市】 |
「TS-1の完遂性向上」を目指した研究に力を入れ、徹底的にがんと闘う名医。 | |
猶本良夫 | 川崎医科大学総合医療センター 【岡山県岡山市】 |
消化器外科学を専門としている。医学書院を出版するなど特任教授としても活躍している。 | |
白川靖博 | 広島市立広島市民病院 【広島県広島市】 |
食道がんをはじめとする食道疾患が診療分野。食道がんの胸腔鏡下手術・ロボット支援下手術の経験が全国でも有数と言われる名医。 | |
丹黒章 | 徳島大学病院 【徳島県徳島市】 |
食道がん治療の権威。テレビでも紹介された日本トップレベルの実力医。 |
九州・沖縄エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
藤也寸志 | 国立病院機構 九州がんセンター 【福岡県福岡市】 |
国立病院機構 九州がんセンター院長を務める。食道がん治療の専門著書を持つ名医。 | |
桑野博行 | 福岡市民病院 【福岡県福岡市】 |
胃がん診断や治療・予防法などの講演を行う。研究にも余念のない名医。 | |
永井英司 | 福岡赤十字病院 【福岡県福岡市】 |
静かなる神の手と評される。困難な腹腔鏡下胃全摘術や食道がん内視鏡手術に対応するドクター。 |