放射線療法とは、腫瘍(がん細胞)の成長を遅らせたり、腫瘍の縮小・消失を目的とした治療法になります。
手術をせずに臓器の機能を温存したい時や手術前に腫瘍を小さくする目的、さらに術後に切除しきれない細かいがん細胞を消失させる時などに使用されます。
一般的なリニアック(放射線治療装置)をはじめ、多門照射が可能なガンマナイフやフレーム固定を必要としないサイバーナイフ等があります。
他にイオンを飛ばしてがん細胞にぶつける重粒子線治療や陽子線治療がありますが国内での設置施設は限られています。
全国の放射線治療の名医・専門医をご紹介します。
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北海道・東北エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
岸和史 | 北海道大野記念病院 【北海道札幌市】 |
札幌高機能放射線治療センター長。「がんが治る時代へ」という提言を掲げ、質の高い医療を提供。 | |
西尾正道 | 北海道がんセンター 【北海道札幌市】 |
放射線科は40年のキャリアを持つ。「市民のためのがん治療の会」を設立するなど貢献をしている。 | |
青山英史 | 北海道大学病院 【北海道札幌市】 |
教授、陽子線治療センター長。転移性脳腫瘍の治療の担い手として数多くの研究課題と向き合ってきたエキスパート。 | |
有賀久哲 | 岩手医科大学附属病院 【岩手県紫波郡】 |
放射線治療科の診療科部長。放射線腫瘍学・緊急被ばく医療が専門。先進医療、特殊治療装置などの臨床・研究に尽力。 | |
山田章吾 | 一番町健診クリニック 【宮城県仙台市】 |
米国MDアンダーソン病院において放射腺腫瘍学の研究を行う。豊富な経験と知識で病気に立ち向かう名医。 | |
根本建二 | 山形大学医学部附属病院 【山形県山形市】 |
食道がんの放射線治療スペシャリスト。多大な功績を上げたとして「山形県科学技術賞」を受賞。 |
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関東・甲信越エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
櫻井英幸 | 筑波大学附属病院 【茨城県つくば市】 |
陽子線治療の第一人者。治療の進め方や治療後の経過観察に注力する名医。 | |
大野達也 | 群馬大学医学部附属病院 【群馬県前橋市】 |
重粒子線医学センター長。放射線治療全般、粒子線治療、婦人科腫瘍を専門としている。 | |
齊藤吉弘 | 埼玉県立がんセンター 【埼玉県北足立郡伊奈町】 |
消化器系のがん治療が専門。コンピューターを駆使した最新医療を手がける。 | |
加藤眞吾 | 埼玉医科大学国際医療センター 【埼玉県日高市】 |
放射線腫瘍科の診療部長。放射線治療(子宮頸癌、前立腺癌、肺癌など)が専門。医学書院を出版している。 | |
秋元哲夫 | 国立がん研究センター東病院 【千葉県柏市】 |
放射線治療の科長。放射線治療・粒子線治療が専門。患者さんの視点に立った質の高い放射線治療を心がけている。 | |
山田滋 | QST病院(旧 放射線医学総合研究所病院) 【千葉県千葉市】 |
消化器腫瘍科の科長。放射線治療(消化器)、消化器外科、放射線生物学、宇宙放射線被曝が専門。 | |
幡野和男 | 東京ベイ先端医療・幕張クリニック 【千葉県千葉市】 |
早期発見の重要性を説く。最先端の医療機器で精度の高い検査と効果の高い治療を行っている名医。 | |
宇野隆 | 千葉大学医学部附属病院 【千葉県千葉市】 |
放射線治療が専門。最先端の画像診断と高精度かつ低侵襲な放射線治療を提供。 | |
伊丹純 | 新松戸中央総合病院 【千葉県松戸市】 |
国立がん研究センター中央病院放射線治療部長を歴任。小線源治療、悪性リンパ腫等の放射線治療のエキスパート。 | |
加藤博敏 | かとう内科クリニック 【東京都江戸川区】 |
肝細胞癌に対する重粒子線(炭素イオン線)治療のスペシャリスト。多くのメディアで紹介されている名医。 | |
浜幸寛 | 江戸川病院 【東京都江戸川区】 |
放射線腫瘍学、分子イメージングが専門領域。患者さんとのコミュニケーションを大切にしている。 | |
山下孝 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
顧問を務める。がん研有明病院において数多くの症例を経験してきたスペシャリスト。 | |
吉岡靖生 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
放射線治療の部長。悪性腫瘍に対する放射線治療を手がける。子宮頸がんや前立腺がんに対する小線源治療に対応。 | |
小口正彦 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
放射線科を担当。10,000例以上の放射線治療を担当してきたエキスパート。患者から頼られている名医。 | |
伊藤芳紀 | 昭和大学病院 【東京都品川区】 |
放射線治療科の診療科長。放射線治療が専門、多施設共同臨床試験に参加する等、新たな治療開発に携わる。 | |
佐藤健吾 | 日本赤十字社医療センター 【東京都渋谷区】 |
サイバーナイフのスペシャリスト。体幹部のがんに対する豊富な治療実績を持つ。 | |
唐澤久美子 | 東京女子医科大学病院 【東京都新宿区】 |
放射線腫瘍科の教授。世界初の乳がんに対する重粒子線治療を行ったエキスパート。 | |
茂松直之 | 慶應義塾大学病院 【東京都新宿区】 |
放射線治療全般、高精度放射線治療の名医。講演や学会、メディアなどでも活躍する。 | |
林基弘 | 東京女子医科大学病院 【東京都新宿区】 |
これまで総計8800症例の治療実績を誇るガンマナイフのスペシャリスト。 | |
中山優子 | 国立がん研究センター中央病院 【東京都中央区】 |
胸部の放射線治療、特に肺がんが専門。NHK健康チャンネルに出演している。 | |
早川和重 | 災害医療センター 【東京都立川市】 |
放射線科治療部門の医長。多種の悪性腫瘍と良性疾患に対して完治率を高めている名医。 | |
唐澤克之 | がん・感染症センター東京都立駒込病院 【東京都文京区】 |
放射線腫瘍学の日本を代表する権威。ガイドライン作成や新しい治療法の開発に尽力する名医。 | |
笹井啓資 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 【東京都文京区】 |
「日本の放射線腫瘍学にこの人あり」と知られている。治療実績が豊富なドクター。 | |
内田伸恵 | 東京都済生会中央病院 【東京都港区】 |
放射線科の部長。最新技術を取り入れて精度が高くて体に負担の少ない治療を提供する。 | |
萬篤憲 | 東京医療センター 【東京都目黒区】 |
放射線治療・臨床腫瘍学・小線源治療・緩和医療が専門。根治から緩和まで、患者さんの人生に適した治療方法を相談する。 | |
徳植公一 | 湘南鎌倉総合病院 【神奈川県鎌倉市】 |
放射線腫瘍科の部長。放射線治療の最高峰というべき陽子線治療装置を用いて最善の治療を目指す。 | |
宮崎紳一郎 | 新百合ヶ丘総合病院 【神奈川県川崎市】 |
放射線治療科、サイバーナイフ治療部の部長。国内外において豊富なサイバーナイフ治療の実績を持つスペシャリスト。 | |
永野尚登 | 湘南藤沢徳洲会病院 【神奈川県藤沢市】 |
放射線科の主任部長。高精度放射線治療 (脳・体幹部定位照射/IMRT)が専門。最先端放射線治療のエキスパート。 | |
大西洋 | 山梨大学医学部附属病院 【山梨県中央市】 |
放射線科の科長。放射線腫瘍学が専門領域。放射線治療の実績は日本トップクラス。 |
放射線治療の方法と副作用
放射線療法には身体の外部から照射する外部照射法と身体の腔から直接癌細胞を狙って照射する密封小線源治療があります。
これらを組み合わせる場合もありますが、多く行われているのは外部照射法になります。
また、放射線を照射する部位に合った固定具を作ることもあり、照射の際にはマーキングを行い、確実に放射線が患部に照射されるよう準備がなされます。
副作用に関しては、健康な細胞に照射してしまうことで後遺症を残すことがあります。
抗がん剤を使用する化学療法と比べて、体力の消耗や副作用が少ないとされており、高齢者に有用な治療とされています。
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東海・関西・中部・北陸・四国エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
水野英一 | 富山サイバーナイフセンター 【富山県富山市】 |
サイバーナイフセンター長。定位放射線治療・放射線治療一般が専門。患者さんに最適な放射線治療法を選択。 | |
中村和正 | 浜松医科大学医学部附属病院 【静岡県浜松市】 |
悪性腫瘍に対する高精度な放射線治療を提供。最新の技術を駆使して地域医療に貢献を目指す。 | |
古平毅 | 愛知県がんセンター病院 【愛知県名古屋市】 |
頭頸部がん、子宮がん、食道がん、強度変調放射線治療が専門。高精度放射線治療の原体照射法の第一人者。 | |
芝本雄太 | 名古屋市立大学病院 【愛知県名古屋市】 |
名誉教授。放射線医学において優秀な治療実績を持つ名医。最高の医療提供を目指す。 | |
石倉聡 | 名古屋市立大学病院 【愛知県名古屋市】 |
中央放射線部の副部長。前立腺がん、乳がん、肺がん、食道がん等において「切らずに治すがん治療」を推進。 | |
不破信和 | 伊勢赤十字病院 【三重県伊勢市】 |
放射線治療、重粒子線治療、陽子線治療)が専門。動注療法のエキスパートとして知られている。 | |
溝脇尚志 | 京都大学医学部附属病院 【京都府京都市】 |
泌尿器がん・ 脳腫瘍・高精度放射線治療が専門。放射線治療技術の開発をはじめ、基礎・臨床研究に積極的。 | |
手島昭樹 | 大阪国際がんセンター 【大阪府大阪市】 |
放射線腫瘍科の主任部長。副作用と転移の少ない治療提供をはじめ、難治がんに対する新しい放射線治療の開発にも尽力。 | |
西村恭昌 | 近畿大学病院 【大阪府大阪狭山市】 |
専門頭頸部腫瘍・食道がん・肺がん・膵臓がん・放射線生物学など幅広く対応している。 | |
小川和彦 | 大阪大学医学部附属病院 【大阪府吹田市】 |
教授を務める。放射線治療全般、放射線生物学、分子腫瘍学が専門。特に悪性腫瘍に対しての放射線治療を行う。 | |
西山謹司 | 八尾市立病院 【大阪府八尾市】 |
年間1000名以上の患者を治療している名医で、誤射照射が3mm以下の極めて高い精度を誇っています。 | |
辻野佳世子 | 兵庫県立がんセンター 【兵庫県明石市】 |
放射線部長。JASTRO優秀教育講演賞に選出される。日本医学放射線学会放射線治療専門医。 | |
佐々木良平 | 神戸大学医学部附属病院 【兵庫県神戸市】 |
放射線腫瘍学分野の教授。放射線療法に関する医学書院を出版している。 | |
小久保雅樹 | 神戸市立医療センター中央市民病院 【兵庫県神戸市】 |
放射線治療科の部長。品質の高い放射線治療を提供し、高精度放射線治療の研究開発にも取り組む。 | |
沖本智昭 | 兵庫県立粒子線医療センター 【兵庫県たつの市】 |
粒子線医療センターの院長を務める。治療成績向上を目標に全力を尽くす名医。 | |
平岡真寛 | 日本赤十字社和歌山医療センター 【和歌山県和歌山市】 |
内科系臨床医学、放射線腫瘍学が専門。NHK健康チャンネル等のメディア出演の他、著書も多数ある。 | |
永田靖 | 広島大学病院 【広島県広島市】 |
数多くの臨床試験を経験し、質の高い放射線療法の開発と実践に取り組む名医。 | |
小川恭弘 | 高知総合リハビリテーション病院 【高知県高知市】 |
30年間にわたり放射線治療、抗がん化学療法に尽力してきたエキスパート。ベストドクターに選出されている。 |
九州・沖縄エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
塩山善之 | 九州大学病院 【福岡県福岡市】 |
センター長。放射線医学・放射線治療が専門。ベストドクターに選出されている。 | |
荻田幹夫 | 藤元総合病院 【宮崎県都城市】 |
放射線治療科を担当。放射線治療、緩和医療を専門としている。緩和ケア研究会の座長を務めるなど幅広く活動。 | |
菱川良夫 | メディポリス国際陽子線治療センター 【鹿児島県指宿市】 |
名誉センター長。放射線治療医としてキャリアを積んできた実績を持つ名医。 | |
荻野尚 | メディポリス粒子線治療研究センター 【鹿児島県指宿市】 |
センター長。陽子線治療に携わって約20年という経験豊富な名医。治療後の経過観測・ケアにも注力。 | |
戸板孝文 | 沖縄県立中部病院 【沖縄県うるま市】 |
放射線治療センター長、放射線科副部長。琉球大学医学部客員教授。良質な治療提供を心がける。 |