甲状腺がん
全国の名医・専門医33名
▶2024年4月更新
甲状腺がんの男女比は、男性が1に対して女性は3と女性に多く、がん全体では約1%になっています。患者数は増加傾向にあり、年間の罹患者数は約18,000人（※2017年度国立がん研究センター調べ）と報告されています。発症ピークは60～64歳になり、30歳以降から増えはじめます。他のがんとは違い、甲状腺がんでは若い人の方が治療後の経過は良好です。首元（喉付近）腫瘍（しこり）が確認されることがあり、そのほとんどが良性ですが、中には悪性の腫瘍のものもあります。初期段階では無症状ですが進行していくと、違和感、痛み、声のかすれ、食べ物の飲みにくさなどの症状が現れます。全国の甲状腺がん治療の名医・専門医を紹介します。
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北海道／東北エリア
北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
| 鈴木眞一 ● 大原綜合病院 福島県福島市 |
| 甲状腺・内分泌外科部長を務める。がんの遺伝外来も積極的に行い、医学博士として研究活動にも力を入れている。 |
関東エリア
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
| 原尚人 ● 筑波大学附属病院 茨城県つくば市 |
| 乳がん・甲状腺疾患の診療が専門分野。放射線科と連携した最適な医療を提供。 |
| 八代享 ● 国立病院機構 霞ヶ浦医療センター 茨城県土浦市 |
| 日本内分泌外科学会専門医・評議員。手術症例を積極的に受け入れている名医。 |
| 畠雅弘 ● KKR水府病院 茨城県水戸市 |
| 内分泌外科、甲状腺疾患、乳腺疾患が専門。日本内分泌・甲状腺外科学会の専門医、日本甲状腺外科学会の評議員、他。 |
| 小川利久 ● 獨協医科大学埼玉医療センター 埼玉県越谷市 |
| 乳腺外科・甲状腺外科の教授を務める。乳がん・甲状疾患の診断・治療にあたり、外科手術・化学療法・放射線療法など幅広く対応。 |
| 田原信 ● 国立がん研究センター東病院 千葉県柏市 |
| 頭頸部内科長。豊富な経験を通じて頭頸部がんの薬物療法のエキスパートを目指す。 |
| 高見博 ● 帝京大学医学部附属病院 東京都板橋区 |
| 甲状腺による内分泌医療が専門分野。診断・治療の他、セカンドオピニオンにも対応している名医。 |
| 山田哲 ● 金地病院 東京都北区 |
| 理事長を務める。甲状腺疾患を発見し、適切な治療方針を立てご納得いただける医療を心掛ける名医。 |
| 清水一雄 ● 金地病院 東京都北区 |
| 数々の賞を受賞し、多くのメディでも紹介された内分泌外科、甲状腺内視鏡外科のスペシャリスト。 |
| 伊藤公一 ● 伊藤病院 東京都渋谷区 |
| 国内屈指の甲状腺疾患専門病院において多くの専門医を指揮する甲状腺疾患のスペシャリスト。 |
| 北川亘 ● 伊藤病院 東京都渋谷区 |
| 最新技術の手術機器を用いて合併症のない手術を心掛けている。患者に負担の少ない検査・治療を提供。 |
| 杉野公則 ● 伊藤病院 東京都渋谷区 |
| 副院長を務める。甲状腺がん治療に関する豊富な知識と経験を持つ。情報提供活動にも注力している。 |
| 岩崎博幸 ● 渋谷胃腸クリニック 東京都渋谷区 |
| 乳腺内分泌外科部長を務める。適切な甲状腺癌治療を提供するドクター。 |
| 岡本高宏 ● 新宿つるかめクリニック 東京都新宿区 |
| 内分泌外科診療部長を務める。主に乳腺疾患・甲状腺疾どの診断・治療に行う。教授として臨床・研究にも注力。 |
| 筒井英光 ● 東京医科大学病院 東京都新宿区 |
| 呼吸器外科・甲状腺外科の教授。2000例を超える甲状腺手術執刀経験に基づいて最高水準の高度な医療提供する名医。 |
| 五十嵐健人 ● 五十嵐内分泌クリニック 東京都中央区 |
| 専門は甲状腺・副甲状腺の外科治療全般。特に副腎内視鏡手術や甲状腺内視鏡手術を得意とするドクター。 |
| 小原孝男 ● 南池袋パークサイドクリニック 東京都豊島区 |
| 東京女子医科大学の名誉教授。これまでの症例数は多く、患者に最適な医療を提供するスペシャリスト。 |
| 杉谷巌 ● 日本医科大学付属病院 東京都文京区 |
| 甲状腺・副甲状腺の外科治療が専門分野。甲状腺癌の微小癌から進行癌まで対応する名医。 |
| 紫芝良昌 ● ゆうてんじ内科 東京都目黒区 |
| 50年以上にわたる医師経験を持つパイオニア。甲状腺疾患治療では世界トップレベルの名医。 |
| 赤須東樹 ● 日本医科大学武蔵小杉病院 神奈川県川崎市 |
| 甲状腺・副甲状腺の外科治療を中心に行っている。医師になって30年の経験を持ち、的確な診断・医療を提供。 |
| 宮川めぐみ ● 宮川病院 神奈川県川崎市 |
| 日本甲状腺学会専門医・指導医を務める。甲状腺外来において患者さんの悩みに寄り添うドクター。 |
| 和田修幸 ● 横浜関内わだクリニック 神奈川県横浜市 |
| 甲状腺疾患の専門医。丁寧でわかりやすい説明は患者さんからの信頼を集めるドクター。 |
甲状腺がんの治療
甲状腺がんの基本治療は、手術、放射線療法、化学療法になり、がんの種類や進行度、年齢や全身状態などを考慮して治療法が決められます。甲状腺がんにはいくつかの種類があり、分化がん（乳頭がん・濾胞がん）や髄様がん（ずいようがん）においては手術が中心になります。手術で摘出できない場合、術後に放射線療法を行うことがあり、ステージⅢ～Ⅳ期の分化がん、未分化がんに対しては外部照射による放射線治療が選択される場合があります。乳頭がん、濾胞がん（ろほうがん）に関しては、放射線ヨードによる小線源治療が検討されます。また、髄様がん（ずいようがん）、未分化がん、ステージⅣ期の乳頭がんでは抗がん剤を用いた化学療法が中心になってきます。ホルモン療法（内分泌療法）では、甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑えるTSH抑制療法などがあります。
中部エリア
新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県
| 伊藤研一 ● 信州大学医学部附属病院 長野県松本市 |
| 乳腺内分泌・呼吸器外科部門の教授。国内・世界で標準的とされている治療を提供できるよう日々努力している。 |
| 日比八束 ● 藤田医科大学病院 愛知県豊明市 |
| 甲状腺・副甲状腺・副腎手術を担当。年間約200例の内分泌外科疾患に対応している名医。合併症を起こさない手術を心掛けている。 |
| 今井常夫 ● 国立病院機構 東名古屋病院 愛知県名古屋市 |
| 名誉医院長。甲状腺・乳腺、多発性内分泌線腫瘍症の治療に対応。丁寧な診療を心がける名医。 |
| 菊森豊根 ● 名古屋大学医学部附属病院 愛知県名古屋市 |
| 当病院の乳腺・内分泌外科科長を務める。主に乳がん・甲状腺・副甲状腺・副腎・膵臓などの腫瘍外科的治療を専門とする。 |
近畿エリア
三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
| 森谷季吉 ● 淡海医療センター 滋賀県草津市 |
| 副院長・頭頸部甲状腺外科センター長。頭頸部外科、甲状腺外科において的確な診断・医療を提供。 |
| 宮内昭 ● 隈病院 兵庫県神戸市 |
| 甲状腺疾患の診療・研究に40年以上携わってきたスペシャリスト。世界的に活躍される名医。 |
| 小野田尚佳 ● 隈病院 兵庫県神戸市 |
| 甲状腺疾患を中心とした診療を行う。安全・確実な手術を通じ、優しい医療提供を心掛け治療にあたる。 |
| 木原実 ● 隈病院 兵庫県神戸市 |
| 甲状腺疾患が専門。日本外科学会の外科指導医・専門医、日本内分泌外科学会の内分泌外科専門医、他。 |
| 伊藤康弘 ● 隈病院 兵庫県神戸市 |
| 専門は甲状腺外科・内分泌外科・乳腺外科。外科医長として後進の育成指導に力を注ぎ、海外での研究論文発表も積極的に行っている。 |
中国／四国エリア
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県
| 田中克浩 ● 川崎医科大学附属病院 岡山県倉敷市 |
| 甲状腺、副甲状腺、乳腺が専門分野。日本内分泌外科学会専門医・指導医として的確な診断医療を提供。 |
| 武市宣雄 ● 武市クリニック 広島県広島市南 |
| 内分泌（甲状腺）外科・甲状腺・放射線発癌が専門分野。治療経験が豊富な名医。多くの関連著書を持つ。 |
九州／沖縄エリア
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
| 山下弘幸 ● やました甲状腺病院 福岡県福岡市 |
| 甲状腺がん、バセドウ病、副甲状腺機能亢進症が専門分野。最適な医療を提供する名医。 |
| 前田茂人 ● 長崎労災病院 長崎県佐世保市 |
| 乳腺・内分泌外科部長。内分泌外科（乳腺、甲状腺）において的確・安全な医療を提供。 |
| 野口仁志 ● 野口病院 大分県別府市 |
| 医学博士。日本甲状腺学会認定専門医。ガイドライン作成委員会に携わる。 |
| 内野眞也 ● 野口病院 大分県別府市 |
| 甲状腺疾患全体の手術件数は10000件を超えるエキスパート。日本内分泌外科学会内分泌・甲状腺外科専門医。 |