卵巣腫瘍は、良性・悪性ともに発見が遅れることが多いがんの一つだといわれています。
遅れる理由としては、腫瘍が発生しても卵巣機能に異常をきたすことが少なく、腫大しても周囲の臓器への圧迫症状が少ないためです。
初期症状は、下腹部膨満、腫瘤感、食欲不振、頻尿、便秘などがあり、発症年齢としては、部位によって違いはありますが20~60歳代と幅広くなっています。
卵巣がんは日本人は少ないといわれてきたが、食生活の欧米化によって最近増加傾向にあります。
全国の卵巣がんの名医・専門医を紹介します。
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北海道・東北エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
金内優典 | 小樽市立病院 【北海道小樽市】 |
副院長・理事を務める。婦人科腫瘍が専門。ガイドライン作成に携わる。 | |
斉藤豪 | 札幌医科大学のレディースクリニック 【北海道札幌市】 |
婦人科がんの妊孕生温存療法など腫瘍治療が専門。北海道内で世界最高水準の医療提供を目指す。 | |
庄子忠宏 | 岩手医科大学附属病院 【岩手県紫波郡】 |
婦人科腫瘍学・細胞診断学が専門分野。卵巣がん治療ガイドラインの委員の一人。 | |
八重樫伸生 | 東北大学病院 【宮城県仙台市】 |
婦人科がんが専門。的確な診断と高度な医療を提供する名医。多くの関連する書籍を出版している。 | |
永瀬智 | 山形大学医学部附属病院 【山形県山形市】 |
産科婦人科の教授。婦人科悪性腫瘍の治療・研究を行う。婦人科がんの各ガイドライン作成にも取り組んでいる。 |
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関東・甲信越エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
藤村正樹 | 東京医科大学茨城医療センター 【茨城県稲敷郡阿見町】 |
産婦人科の教授。婦人科腫瘍学、婦人科細胞病理学、婦人科病理学、緩和医療学が専門分野。 | |
田部宏 | 国立がん研究センター東病院 【千葉県柏市】 |
婦人科長。進行卵巣がんの難手術においては他科連携で多数の実践を誇る。 | |
進伸幸 | 国際医療福祉大学成田病院 【千葉県成田市】 |
セカンドオピニオンに対応。内視鏡下手術技術認定医、婦人科腫瘍専門医として幅広い治療を行うスペシャリスト。 | |
寺内文敏 | 産婦人科 菅原病院 【埼玉県越谷市】 |
病院長を務める。婦人科では進行したがんの他、月経困難症や更年期障害、骨粗しょう症など幅広く対応するエキスパート。 | |
高野政志 | 防衛医科大学校病院 【埼玉県所沢市】 |
産科婦人科の診療部長。新しい治療法の研究にも取り組み、ガイドライン作成に携わる名医。 | |
藤原恵一 | 埼玉医科大学国際医療センター 【埼玉県日高市】 |
婦人科腫瘍科の教授。 婦人科腫瘍学、がん臨床試験、国際共同臨床試験が専門。子宮がんに関連した医学書院を出版している。 | |
宇津木久仁子 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
手術、外来、抗がん剤治療を担当。第一線で活躍する名医。患者に寄り添うがん医療を提供。 | |
金尾裕之 | がん研有明病院 【東京都江東区】 |
腹腔鏡手術のスペシャリスト。治療だけではなく、他の大学病院において腹腔鏡手術の指導にも力を入れている。 | |
津田浩史 | みずほ女性クリニック 【東京都国分寺市】 |
婦人科・女性内科・漢方女性内科が専門。長年にわたり大学病院、大型病院において治療実績を持つ名医。 | |
加藤一喜 | 東京医科大学病院 【東京都新宿区】 |
婦人科腫瘍が専門。進行卵巣がんをはじめ、進行・再発婦人科がんに対する手術を手がける。 | |
佐々木寛 | 佐々木医院 【東京都台東区】 |
千葉徳洲会婦人科の部長を兼務。腹腔鏡下治療に定評のある婦人科治療のエキスパート。 | |
加藤友康 | 国立がん研究センター中央病院 【東京都中央区】 |
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの手術が専門。「がんに厳しく、患者さんには優しい手術」を心がける名医。 | |
石川光也 | 国立がん研究センター中央病院 【東京都中央区】 |
婦人科腫瘍が専門分野。日本婦人科腫瘍学会専門医、細胞診専門医、がん治療認定医。 | |
寺尾泰久 | 順天堂大学医学部附属順天堂医院 【東京都文京区】 |
婦人科悪性腫瘍を専門とする。共同研究プロジェクトに長年携わり、新しい治療法の開発に取り組む。 | |
喜納奈緒 | がん・感染症センター東京都立駒込病院 【東京都文京区】 |
婦人科悪性腫瘍の診断・治療が専門。「NHK健康チャンネル」に出演するなどメディアでも活躍。 | |
小林陽一 | 杏林大学医学部付属病院 【東京都三鷹市】 |
子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの婦人科腫瘍が専門。卵巣癌幹細胞の特性解析の研究を行う。 | |
岡本愛光 | 東京慈恵会医科大学附属病院 【東京都港区】 |
産婦人科の主任教授。腫瘍学、分子産婦人科学が専門分野。関連する書籍を出版している。 | |
田中京子 | 東邦大学医療センター大橋病院 【東京都目黒区】 |
婦人科がん手術が専門。特に若い世代に増えている子宮頸がんにおける妊孕性温存手術を得意とする。 | |
三上幹男 | 東海大学医学部付属病院 【神奈川県伊勢原市】 |
子宮がん治療のエキスパート。日本婦人科腫瘍学会常務理事、ガイドライン委員会委員長を務める。 | |
鈴木光明 | 新百合ヶ丘総合病院 【神奈川県川崎市】 |
がんセンター長。婦人科腫瘍学が専門。分子標的治療や遺伝子治療等を手がける名医。 | |
榎本隆之 | 新潟大学医歯学総合病院 【新潟県新潟市】 |
妊娠の可能性を考慮した妊よう性温存治療を積極的に行っている名医。メディア等で取り上げられている。 |
卵巣がんの治療
卵巣がんの基本治療では、手術療法と化学療法があり、卵巣がんは開腹しないと確定診断が難しい癌の一種です。
そのため、手術では両側の卵巣・卵管および子宮を取り出して切除するのが基本術式となり、加えて周辺臓器への転移があれば、その部分も同時に切除します。
癌細胞を最大限に切除するのが一般的とされ、手術方法には開腹手術と腹腔鏡下手術があります。
ただし進行癌の場合には手術より先に化学療法を行うことがあり、癌細胞を小さくして切除しやすい状態にしてから手術を行うものです。
化学療法は術後、手術で残った小さな癌を消失させるためや再発予防のためにも行なわれます。
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東海・関西・中部・北陸・四国エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
平嶋泰之 | 静岡県立がんセンター 【静岡県駿東郡長泉町】 |
婦人科腫瘍学が専門。新聞などのメディア出演をはじめ、関連した医学書院を出版している。 | |
吉川史隆 | ロイヤルベルクリニック 【愛知県名古屋市】 |
子宮頸がんをはじめ、子宮体がん、卵巣がんにおいて豊富な治療実績を持つ名医。 | |
小西郁生 | 伏見桃山総合病院 【京都府京都市】 |
元京都医療センター院長。40年以上にわたる豊富な治療実績を持つエキスパート。ベストドクターに選出される。 | |
澤田守男 | 足立病院 【京都府京都市】 |
院長を務める。婦人科腫瘍・骨盤外科を専門とする。卵巣癌ガイドライン作成に携わる一人。 | |
倉智博久 | 大阪母子医療センター 【大阪府和泉市】 |
産婦人科学が専門領域。数々の治療実績と医学貢献から同センター総長を務める名医。 | |
松村謙臣 | 近畿大学病院 【大阪府大阪狭山市】 |
産科婦人科の教授。卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がんの診断・治療が専門。 | |
金村昌徳 | 大阪南医療センター 【大阪府河内長野市】 |
婦人科腫瘍学が専門。卵巣癌ガイドライン作成に携わる一人。 | |
松本光史 | 兵庫県立がんセンター 【兵庫県明石市】 |
腫瘍内科の部長。がん薬物療法の専門医。乳がん、卵巣がんの効果的な治療を提供する名医。 | |
伊藤公彦 | 関西ろうさい病院 【兵庫県尼崎市】 |
子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がん治療が専門。特に卵巣がん治療を得意としている名医。 | |
鍔本浩史 | 兵庫医科大学病院 【兵庫県西宮市】 |
産婦人科の教授。婦人科腫瘍学が専門。患者の希望に沿った治療提供を心がける。 | |
児玉順一 | 広島市立広島市民病院 【広島県広島市】 |
婦人科悪性腫瘍が専門分野。婦人科悪性腫瘍手術をはじめ、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術に対応。 | |
安藤正明 | 倉敷成人病センター 【岡山県倉敷市】 |
婦人科悪性腫瘍の胸腔鏡下手術を確立させたスペシャリストの一人。数多くの難症例手術を手がける名医。 | |
竹原和宏 | 四国がんセンター 【愛媛県松山市】 |
婦人科腫瘍学が専門。数多くの手術実績を誇るスペシャリスト。新規治療開発のため、臨床試験・治験に取り組む。 |
九州・沖縄エリア
医師名 | 病院・クリニック名【都道府県】 |
杉山徹 | 聖マリア病院 【福岡県久留米市】 |
2018-21019ベストドクターに選ばれる。新薬剤導入など最先端化学療法を提供。特に卵巣がん治療に定評がある名医。数多くの著書を持つ。 | |
齋藤俊章 | 九州がんセンター 【福岡県福岡市】 |
婦人科腫瘍全般が専門。日本婦人科腫瘍学会の理事を務めた名医。 | |
片渕秀隆 | くまもと森都総合病院 【熊本県熊本市】 |
婦人科腫瘍治療のスペシャリスト。ガイドライン作成の責任者として長年携わる名医。 |