卵巣がん
全国の名医・専門医65名
▶2024年4月更新
卵巣腫瘍は、良性・悪性ともに発見が遅れることが多いがんの一つだといわれています。遅れる理由としては、腫瘍が発生しても卵巣機能に異常をきたすことが少なく、腫大しても周囲の臓器への圧迫症状が少ないためです。初期症状は、下腹部膨満、腫瘤感、食欲不振、頻尿、便秘などがあり、発症年齢としては、部位によって違いはありますが20~60歳代と幅広くなっています。卵巣がんは日本人に少ないといわれてきましたが、食生活の欧米化によって最近増加傾向にあります。全国の卵巣がんの名医・専門医を紹介します。
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北海道/東北エリア
北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
金内優典 ● 小樽市立病院 北海道小樽市 |
副院長・理事を務める。婦人科腫瘍が専門。ガイドライン作成に携わる。 |
斉藤豪 ● 札幌医科大学附属病院 北海道札幌市 |
婦人科がんの妊孕生温存療法など腫瘍治療が専門。北海道内で世界最高水準の医療提供を目指す。 |
岩﨑雅宏 ● 札幌医科大学附属病院 北海道札幌市 |
婦人科腫瘍が専門分野。日本産科婦人科学会の産婦人科専門医・指導医。da Vinci Robot surgery術者Certification。 |
渡利英道 ● 北海道大学病院 北海道札幌市 |
婦人科腫瘍学が専門のドクター。日本産科婦人科学会の産婦人科指導医・専門医。臨床を通じた研究で産婦人科医療の未来を築く。 |
庄子忠宏 ● 岩手医科大学附属病院 岩手県紫波郡 |
婦人科腫瘍学・細胞診断学が専門分野。卵巣がん治療ガイドラインの委員の一人。 |
八重樫伸生 ● 日本赤十字社仙台赤十字病院 宮城県仙台市 |
婦人科がんが専門。的確な診断と高度な医療を提供する名医。多くの関連する書籍を出版している。 |
山田秀和 ● 宮城県立がんセンター 宮城県名取市 |
主に婦人科が専門分野。日本産科婦人科学会の産婦人科専門医。米国La Jolla Cancer Research Foundation留学経験を持つ。 |
永瀬智 ● 山形大学医学部附属病院 山形県山形市 |
産科婦人科の教授。婦人科悪性腫瘍の治療・研究を行う。婦人科がんの各ガイドライン作成にも取り組んでいる。 |
関東エリア
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
佐藤豊実 ● 筑波大学附属病院 茨城県つくば市 |
婦人科、腫瘍外科が専門分野。筑波大学附属病院の教授。日本産科婦人科学会の産婦人科指導医 。 |
藤原寛行 ● 自治医科大学附属病院 栃木県下野市 |
婦人科腫瘍、子宮内膜症、生殖内分泌の診療・治療が専門。日本婦人科腫瘍学会の専門医・評議員。 |
寺内文敏 ● 産婦人科菅原病院 埼玉県越谷市 |
病院長を務める。婦人科では進行したがんの他、月経困難症や更年期障害、骨粗しょう症など幅広く対応するエキスパート。 |
高野政志 ● 防衛医科大学校病院 埼玉県所沢市 |
産科婦人科の診療部長。新しい治療法の研究にも取り組み、ガイドライン作成に携わる名医。 |
藤原恵一 ● 埼玉医科大学国際医療センター 埼玉県日高市 |
婦人科腫瘍科の教授。 婦人科腫瘍学、がん臨床試験、国際共同臨床試験が専門。子宮がんに関連した医学書院を出版している。 |
梁善光 ● 帝京大学ちば総合医療センター 千葉県市原市 |
客員教授。婦人科内視鏡下手術、婦人科悪性腫瘍、生殖内分泌が専門。東京大学卒。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。 |
田部宏 ● 国立がん研究センター東病院 千葉県柏市 |
婦人科長。進行卵巣がんの難手術においては他科連携で多数の実践を誇る。 |
楯真一 ● 千葉大学医学部附属病院 千葉県千葉市 |
婦人科腫瘍学、卵巣癌治療、がんゲノム医療、細胞診が専門。日本産科婦人科学会の専門医の他多数保有。 |
佐藤美紀子 ● 日本大学医学部附属板橋病院 東京都板橋区 |
婦人科腫瘍学、婦人科病理、化学療法、がん患者支援が専門。日本婦人科腫瘍学会の専門医・指導医、がん薬物療法専門医。 |
小宮山慎一 ● 東邦大学医療センター大森病院 東京都大田区 |
婦人科腫瘍学、婦人科がん手術、がん化学療法、臨床試験、がんゲノム医療、遺伝性腫瘍が専門。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。 |
宇津木久仁子 ● がん研有明病院 東京都江東区 |
手術、外来、抗がん剤治療を担当。第一線で活躍する名医。患者に寄り添うがん医療を提供。 |
金尾祐之 ● がん研有明病院 東京都江東区 |
腹腔鏡手術のスペシャリスト。治療だけではなく、他の大学病院において腹腔鏡手術の指導にも力を入れている。 |
津田浩史 ● みずほ女性クリニック 東京都国分寺市 |
婦人科・女性内科・漢方女性内科が専門。長年にわたり大学病院、大型病院において治療実績を持つ名医。 |
二神真行 ● 東京医科大学病院 東京都新宿区 |
婦人科腫瘍、婦人科病理・細胞診を専門としているドクター。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。日本婦人科腫瘍学会の婦人科腫瘍専門医・指導医。 |
佐々木寛 ● 佐々木医院 東京都台東区 |
千葉徳洲会婦人科の部長を兼務。腹腔鏡下治療に定評のある婦人科治療のエキスパート。 |
加藤友康 ● 国立がん研究センター中央病院 東京都中央区 |
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの手術が専門。「がんに厳しく、患者さんには優しい手術」を心がける名医。 |
石川光也 ● 国立がん研究センター中央病院 東京都中央区 |
婦人科腫瘍が専門分野。日本婦人科腫瘍学会専門医、細胞診専門医、がん治療認定医。 |
村松俊成 ● 東海大学医学部付属八王子病院 東京都八王子市 |
婦人科腫瘍の手術・化学療法が専門。日本産科婦人科学会の指導医・専門医。日本婦人科腫瘍学会の指導医・専門医。 |
喜納奈緒 ● がん・感染症センター東京都立駒込病院 東京都文京区 |
婦人科悪性腫瘍の診断・治療が専門。「NHK健康チャンネル」に出演するなどメディアでも活躍。 |
寺尾泰久 ● 順天堂大学医学部附属順天堂医院 東京都文京区 |
婦人科悪性腫瘍を専門とする。共同研究プロジェクトに長年携わり、新しい治療法の開発に取り組む。 |
小林陽一 ● 杏林大学医学部付属病院 東京都三鷹市 |
子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの婦人科腫瘍が専門。卵巣癌幹細胞の特性解析の研究を行う。 |
進伸幸 ● 国際医療福祉大学三田病院 東京都港区 |
セカンドオピニオンに対応。内視鏡下手術技術認定医、婦人科腫瘍専門医として幅広い治療を行うスペシャリスト。 |
岡本愛光 ● 東京慈恵会医科大学附属病院 東京都港区 |
産婦人科の主任教授。腫瘍学、分子産婦人科学が専門分野。関連する書籍を出版している。 |
田中京子 ● 東邦大学医療センター大橋病院 東京都目黒区 |
婦人科がん手術が専門。特に若い世代に増えている子宮頸がんにおける妊孕性温存手術を得意とする。 |
三上幹男 ● 東海大学医学部付属病院 神奈川県伊勢原市 |
子宮がん治療のエキスパート。日本婦人科腫瘍学会常務理事、ガイドライン委員会委員長を務める。 |
鈴木光明 ● 新百合ヶ丘総合病院 神奈川県川崎市 |
がんセンター長。婦人科腫瘍学が専門。分子標的治療や遺伝子治療等を手がける名医。 |
落合和徳 ● 新百合ヶ丘総合病院 神奈川県川崎市 |
婦人科悪性腫瘍の診断・治療が専門。東京慈恵会医科大学の客員教授。婦人科領域の悪性腫瘍の診察、研究のスペシャリスト。 |
大原樹 ● 聖マリアンナ医科大学病院 神奈川県川崎市 |
専門は婦人科腫瘍、絨毛性疾患、腹腔鏡手術、緩和医療。日本産科婦人科学会の指導医。 |
加藤一喜 ● 北里大学病院 神奈川県相模原市 |
婦人科腫瘍が専門。進行卵巣がんをはじめ、進行・再発婦人科がんに対する手術を手がける。 |
卵巣がんの治療
卵巣がんの基本治療では、手術療法と化学療法があり、卵巣がんは開腹しないと確定診断が難しい癌の一種です。そのため、手術では両側の卵巣・卵管および子宮を取り出して切除するのが基本術式となり、加えて周辺臓器への転移があれば、その部分も同時に切除します。癌細胞を最大限に切除するのが一般的とされ、手術方法には開腹手術と腹腔鏡下手術があります。ただし進行癌の場合には手術より先に化学療法を行うことがあり、癌細胞を小さくして切除しやすい状態にしてから手術を行うものです。化学療法は術後、手術で残った小さな癌を消失させるためや再発予防のためにも行なわれます。
中部エリア
新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県
平嶋泰之 ● 静岡県立静岡がんセンター 静岡県駿東郡長泉町 |
婦人科腫瘍学が専門。新聞などメディア出演をはじめ関連著書を出版している。 |
野村弘行 ● 藤田医科大学病院 愛知県豊明市 |
婦人科腫瘍、内視鏡手術を専門としているドクター。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。 |
梶山広明 ● 名古屋大学医学部附属病院 愛知県名古屋市 |
婦人科悪性腫瘍、がん・生殖医療が専門。日本産科婦人科学会 の代議員、日本癌治療学会 の代議員、他。高度な産婦人科診療と最先端の研究に取り組む。 |
柴田清住 ● 藤田医科大学 ばんたね病院 愛知県名古屋市 |
婦人科悪性腫瘍の診断・治療を専門にしている。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。 |
吉川史隆 ● ロイヤルベルクリニック 愛知県名古屋市 |
子宮頸がんをはじめ、子宮体がん、卵巣がんにおいて豊富な治療実績を持つ名医。 |
近畿エリア
三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
小西郁生 ● 伏見桃山総合病院 京都府京都市 |
元京都医療センター院長。40年以上にわたる豊富な治療実績を持つエキスパート。ベストドクターに選出される。 |
澤田守男 ● 足立病院 京都府京都市 |
院長を務める。婦人科腫瘍・骨盤外科を専門とする。卵巣癌ガイドライン作成に携わる一人。 |
倉智博久 ● 大阪母子医療センター 大阪府和泉市 |
産婦人科学が専門領域。数々の治療実績と医学貢献から同センター総長を務める名医。 |
松村謙臣 ● 近畿大学病院 大阪府大阪狭山市 |
産科婦人科の教授。卵巣がん、子宮頸がん、子宮体がんの診断・治療が専門。 |
金村昌徳 ● 大阪南医療センター 大阪府河内長野市 |
婦人科腫瘍学が専門。卵巣癌ガイドライン作成に携わる一人。 |
松本光史 ● 兵庫県立がんセンター 兵庫県明石市 |
腫瘍内科の部長。がん薬物療法の専門医。乳がん、卵巣がんの効果的な治療を提供する名医。 |
伊藤公彦 ● 関西労災病院 兵庫県尼崎市 |
子宮体がん・子宮頸がん・卵巣がん治療が専門。特に卵巣がん治療を得意としている名医。 |
榎本隆之 ● 市立伊丹病院 兵庫県伊丹市 |
妊娠の可能性を考慮した妊よう性温存治療を積極的に行っている名医。メディア等で取り上げられている。 |
鍔本浩志 ● 兵庫医科大学病院 兵庫県西宮市 |
産婦人科の教授。婦人科腫瘍学が専門。患者の希望に沿った治療提供を心がける。日本産科婦人科学会の専門医・指導医。 |
中国/四国エリア
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県
板持広明 ● 鳥取大学医学部附属病院 鳥取県米子市 |
婦人科腫瘍が専門。日本産科婦人科学会の指導医・専門医、他多数保有。 |
京哲 ● 島根大学医学部附属病院 島根県出雲市 |
婦人科腫瘍学、分子病理学、婦人科手術学、悪性腫瘍に対する低侵襲手術(腹腔鏡、ロボット手術)を得意分野としているドクター。 |
平田英司 ● ひらた女性クリニック 広島県広島市 |
婦人科腫瘍、産科、女性医学、不妊が専門。日本産科婦人科学会の専門医・指導医の他、幹事・代議員を歴任。「究極のかかりつけ医」を目指す。 |
児玉順一 ● 広島市立広島市民病院 広島県広島市 |
婦人科悪性腫瘍が専門分野。婦人科悪性腫瘍手術をはじめ、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術に対応。 |
中村隆文 ● 川崎医科大学附属病院 岡山県倉敷市 |
婦人科腫瘍、がん免疫療法(漢方)、産婦人科一般が専門分野。日本産科婦人科学会認定の産婦人科専門医。子宮と卵巣を守って女性のQOLを支える。 |
安藤正明 ● 倉敷成人病センター 岡山県倉敷市 |
婦人科悪性腫瘍の胸腔鏡下手術を確立させたスペシャリストの一人。数多くの難症例手術を手がける名医。 |
竹原和宏 ● 国立病院機構 四国がんセンター 愛媛県松山市 |
婦人科腫瘍学が専門。数多くの手術実績を誇るスペシャリスト。新規治療開発のため、臨床試験・治験に取り組む。 |
九州/沖縄エリア
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
吉野潔 ● 産業医科大学病院 福岡県北九州市 |
専門は婦人科腫瘍。日本産婦人科学会、日本婦人科腫瘍学会の専門医・指導医。 |
松浦祐介 ● 産業医科大学病院 福岡県北九州市 |
婦人科腫瘍、細胞診断学、内視鏡手術が専門のドクター。日本産科婦人科学会の専門医・指導医、他。 |
杉山徹 ● 聖マリア病院 福岡県久留米市 |
2018-21019ベストドクターに選ばれる。新薬剤導入など最先端化学療法を提供。特に卵巣がん治療に定評がある名医。数多くの著書を持つ。 |
齋藤俊章 ● 国立病院機構 九州がんセンター 福岡県福岡市 |
婦人科腫瘍全般が専門。日本婦人科腫瘍学会の理事を務めた名医。 |
中尾佳史 ● 佐賀大学医学部附属病院 佐賀県佐賀市 |
婦人科腫瘍学、女性医学が専門。日本産婦人科学会、日本婦人科腫瘍学会の専門医・指導医、他。 |
片渕秀隆 ● くまもと森都総合病院 熊本県熊本市 |
婦人科腫瘍治療のスペシャリスト。ガイドライン作成の責任者として長年携わる名医。 |
宮﨑康二 ● 聖粒会慈恵病院 熊本県熊本市 |
産婦人科が専門分野。婦人科腫瘍専門医。中国四国産婦人科学会の名誉会員。18年間の産婦人科教授(島根大学)経験を十分に生かし、国内最先端の婦人科医療を皆様に提供。顧問。 |