食道がん
全国の名医・専門医63名
▶2024年4月更新
食道がんは、食道が心臓や大血管、気管、気管支などの重要な臓器と接しているため、手術が難しいとされる消化器がんの1つになります。患者数の男女比は8：2と圧倒的に男性に多く、主に60～70代に好発しています。発症原因は不明ですが、危険因子として喫煙・飲酒・熱いものの飲食・家族性因子などが考えられています。毎日4合以上飲酒した場合、食道がんになる危険は飲酒しない人と比べて約10倍となり、喫煙に関しては1日20本を20年間喫煙した場合、非喫煙者と比べて5倍になる。日本人に多い食道がんは、粘膜表面の細胞にできる扁平上皮がんが約90％を占め、進行しながら少しずつ症状が現れはじめます。早期治療が鍵となるのですが自覚症状に乏しいため、やはり定期的な健診が勧められます。全国の食道がんの名医・専門医を紹介します。
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北海道／東北エリア
北海道・青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県
| 木ノ下義宏 ● 手稲渓仁会病院 北海道札幌市 |
| これまで数多くのがん治療実績を持つ名医。各診療科と連携し、ロボット支援手術の導入など低侵襲で精度の高い治療を目指す。 |
| 細川正夫 ● 恵佑会札幌病院 北海道札幌市 |
| 食道がん治療に関して全国の指導的立場にあるエキスパート。関連著書を出版している。 |
| 宮田剛 ● 岩手県立中央病院 岩手県盛岡市 |
| 消化器外科（食道がん）を専門。内視鏡手術や術後回復強化策が専門領域。 |
| 本山悟 ● 秋田大学医学部附属病院 秋田県秋田市 |
| 過去700例以上の食道がん手術の執刀実績を持つ食道外科医。ロボット支援手術に注力し、数多くの研究実績を誇る医師であり研究者。 |
| 亀井尚 ● 東北大学病院 宮城県仙台市 |
| 食道外科が専門。ロボットによる食道がん手術を得意とする。日本外科学会外科専門医、指導医、代議員、理事。 |
関東エリア
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
| 清水秀昭 ● 栃木県立がんセンター 栃木県宇都宮市 |
| 日本食道学会の特別会員を兼任し、地域の医療活動に大きく貢献している胃がん治療の名医。 |
| 宮崎達也 ● 前橋赤十字病院 群馬県前橋市 |
| 関連著書「食道がんと言われたら…」を出版。日本食道学会暫定食道外科専門医。 |
| 有馬美和子 ● 上尾中央総合病院 埼玉県上尾市 |
| 日本の胃内視鏡名医120名に選出される。日本食道学会食道科認定医。 |
| 櫻本信一 ● 埼玉医科大学国際医療センター 埼玉県日高市 |
| 胃、食道外科、内視鏡外科が専門。長年携わってきた消化器外科の経験を活かした治療を提供。 |
| 大杉治司 ● 上福岡総合病院 埼玉県ふじみ野市 |
| 医師が選ぶゴッドハンド医師と評されている食道がん治療のスペシャリスト。 |
| 岡住慎一 ● 東邦大学医療センター佐倉病院 千葉県佐倉市 |
| 専門分野は消化器外科（食道外科）。幅広い経験と専門知識を持つ名医。 |
| 松原久裕 ● 千葉大学医学部附属病院 千葉県千葉市 |
| 食道がんや胃がんをはじめ、大腸がん、臨床病理、腫瘍外科、集学的治療、分子治療が専門。がんと闘う名医として各種メディアに出演。 |
| 鍋谷圭宏 ● 千葉県がんセンター 千葉県千葉市 |
| 特に食道がん、胃がんをはじめ、外科栄養・栄養サポートに精通するドクター。著書に「胃を切った人のおいしい回復レシピ300」がある。 |
| 井上晴洋 ● 昭和大学江東豊洲病院 東京都江東区 |
| 食道・胃外科学が専門分野。低侵襲治療(内視鏡治療)を提供するように心掛けている。 |
| 渡邊雅之 ● がん研有明病院 東京都江東区 |
| 特に食道がんに対する外科治療を長きに渡り専門としてきた実績を積んだ名医。 |
| 村上雅彦 ● 昭和大学病院 東京都品川区 |
| 食道がんに対する内視鏡下手術のエキスパートとして知られている。治療実績が豊富なドクター。 |
| 大圃研 ● NTT東日本関東病院 東京都品川区 |
| 内視鏡治療（内視鏡的粘膜下層剥離術）の第一人者として知られるエキスパート。国内外において内視鏡治療の指導、普及に努めている。 |
| 酒井敬介 ● 日本赤十字社医療センター 東京都渋谷区 |
| 日本外科学会、日本消化器外科学会において医師を指導する立場にある。発表してきた論文も高く評価されている。 |
| 北川雄光 ● 慶應義塾大学病院 東京都新宿区 |
| 上部消化管（胃・食道）が専門。熟練した技量により内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）を用いた胃がん治療等を提供。 |
| 川久保博文 ● 慶應義塾大学病院 東京都新宿区 |
| 食道がん、胃がん治療が専門。早期がんから進行がんまで状況に応じて最先端の医療を提供。集学的治療の開発にも注力。 |
| 河合隆 ● 東京医科大学病院 東京都新宿区 |
| 上部・下部消化管疾患、ヘリコバクターピロリ、食道がん・胃がんが専門。消化管がんに対する内視鏡治療法（ESD、EMR）に対応。 |
| 大森泰 ● 立川病院 東京都立川市 |
| 上部消化管に対する早期癌診断・内視鏡治療のエキスパート。日本消化器内視鏡学会指導医、専門医、評議員、関東地方会評議員。 |
| 大幸宏幸 ● 国立がん研究センター中央病院 東京都中央区 |
| 食道外科が専門。食道がんの患者さん一人ひとりに適した治療方法を一緒に考えるドクター。 |
| 加藤健 ● 国立がん研究センター中央病院 東京都中央区 |
| 頭頸部内科・消化管内科が専門。特に進行から再発の食道がんに対して様々な治療を組み合わせるなど国内有数の症例数経験を持つ名医。 |
| 大木岳志 ● 東京都立北部医療センター 東京都東村山市 |
| 消化器外科、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術、消化管内視鏡治療（特にESD）が専門。関連著書を多数出版している。 |
| 門馬久美子 ● がん・感染症センター東京都立駒込病院 東京都文京区 |
| 内視鏡診断・早期食道がんに関する内視鏡治療が専門。日本食道学会の会長を歴任。 |
| 出江洋介 ● がん・感染症センター東京都立駒込病院 東京都文京区 |
| 難易度高い食道がん手術に対応。多くのメディアで取り上げられている名医。 |
| 梶山美明 ● 順天堂大学医学部附属順天堂医院 東京都文京区 |
| 消化器外科（消化管とくに食道・胃の外科治療）が専門。内視鏡手術など幅広い領域に対応できるスペシャリスト。 |
| 鶴丸昌彦 ● 順天堂大学医学部附属順天堂医院 東京都文京区 |
| 消化器外科、特に食道・胃の外科治療が専門。手術経験が豊富で優れた成績を上げている。 |
| 福永哲 ● 順天堂大学医学部附属順天堂医院 東京都文京区 |
| 消化器、低侵襲外科の専門医。他多数病院の医長や大学の客員教授などを務めた経験があり、がんの腹腔鏡手術数は1500例以上と豊富な経験値を持つ。 |
| 瀬戸泰之 ● 東京大学医学部附属病院 東京都文京区 |
| 国内外において胃がん、食道がん治療のパイオニア。外科医として「よりよい手術で治す」ことを目指す名医。 |
| 小澤壯治 ● 多摩丘陵病院 東京都町田市 |
| 消化器外科が専門。適正な診断・治療を提供。日本気管食道科学会気管食道科専門医。 |
| 上野正紀 ● 虎の門病院 東京都港区 |
| 食道がん手術（開胸、胸腔鏡、ロボット支援手術）を得意とする食道がんの名医。 |
| 日月裕司 ● 川崎幸病院 神奈川県川崎市 |
| 消化器外科、特に食道がん手術を得意（専門）とする。日本食道学会食道外科専門医、食道科認定医。 |
| 民上真也 ● 聖マリアンナ医科大学病院 神奈川県川崎市 |
| 特に上部消化管疾患（胃癌・食道癌）が専門。一般外科、腹腔鏡手術において豊富な経験を有する。 |
| 宇田川晴司 ● 虎の門病院 分院 神奈川県川崎市 |
| 特に食道がんに関しては日本の権威であり、これまで多くの患者さんの診療に携わってきたスペシャリスト。 |
| 竹内学 ● 長岡赤十字病院 新潟県長岡市 |
| 消化器疾患全般、食道、十二指腸、大腸等の内視鏡診断・治療が専門。日本食道学会食道科認定医。 |
| 稲木紀幸 ● 金沢大学附属病院 石川県金沢市 |
| 消化器外科（食道・胃腸・ロボット低侵襲手術）が専門。腹腔鏡手術や内視鏡手術など低侵襲の胃がん治療を得意とするドクター。 |
| 小山恒男 ● 佐久総合病院 長野県佐久市 |
| 食道がん・胃がん・十二指腸がんの診断・内視鏡治療が専門の名医。関連著書を出版している。 |
| 小野裕之 ● 静岡県立静岡がんセンター 静岡県駿東郡長泉町 |
| 食道・胃(早期胃がんや食道表在がんのESD治療など)が専門。難易度の高い食道全周性切除にも対応。 |
| 竹内裕也 ● 浜松医科大学医学部附属病院 静岡県浜松市 |
| 消化器外科全般、特に食道・胃外科、内視鏡外科が専門。特に悪性疾患に対しては根治性と機能温存を重視した治療の研究に取り組む。 |
| 片山信 ● 山下病院 愛知県一宮市 |
| 院長。消化器疾病の検査・治療が専門。信頼できる医療を目指す。 |
| 坊岡英祐 ● 浜松医科大学医学部附属病院 静岡県浜松市 |
| 消化器外科を専門とし、特に食道がんの外科治療を得意とする。がんプロフェッショナル養成コースに関する緩和ケアチームに参加するなど幅広く活動。 |
| 安部哲也 ● 愛知県がんセンター 愛知県名古屋市 |
| 食道外科が専門。安全で合併症の少ない手術を目指す。ロボット支援手術プロクター（消化器・一般外科） |
食道がんの治療
食道がんの基本治療には、手術療法、化学療法、放射線療法があります。これらを組み合わせた集合治療が一般的で、癌の進行度に応じて適切な治療が選択されます。食道がんは、早期癌・表在癌・進行癌に分類され、早期癌では内視鏡による切除が選択されます。切除後、約1割の患者に局所の再発が認められているため、切除後も引き続き観察が必要になります。表在癌に関しても約90％が内視鏡による切除の適応になり、癌の範囲や進行度に応じて手術が必要となる場合があります。進行癌に関しては、手術に加えて化学療法や放射線療法といった集合治療が検討されます。
中部エリア
新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県
| 竹内学 ● 長岡赤十字病院 新潟県長岡市 |
| 消化器疾患全般、食道、十二指腸、大腸等の内視鏡診断・治療が専門。日本食道学会食道科認定医。 |
| 稲木紀幸 ● 金沢大学附属病院 石川県金沢市 |
| 消化器外科（食道・胃腸・ロボット低侵襲手術）が専門。腹腔鏡手術や内視鏡手術など低侵襲の胃がん治療を得意とするドクター。 |
| 小山恒男 ● 佐久総合病院 長野県佐久市 |
| 食道がん・胃がん・十二指腸がんの診断・内視鏡治療が専門の名医。関連著書を出版している。 |
| 小野裕之 ● 静岡県立静岡がんセンター 静岡県駿東郡長泉町 |
| 食道・胃(早期胃がんや食道表在がんのESD治療など)が専門。難易度の高い食道全周性切除にも対応。 |
| 竹内裕也 ● 浜松医科大学医学部附属病院 静岡県浜松市 |
| 消化器外科全般、特に食道・胃外科、内視鏡外科が専門。特に悪性疾患に対しては根治性と機能温存を重視した治療の研究に取り組む。 |
| 片山信 ● 山下病院 愛知県一宮市 |
| 院長。消化器疾病の検査・治療が専門。信頼できる医療を目指す。 |
| 坊岡英祐 ● 浜松医科大学医学部附属病院 静岡県浜松市 |
| 消化器外科を専門とし、特に食道がんの外科治療を得意とする。がんプロフェッショナル養成コースに関する緩和ケアチームに参加するなど幅広く活動。 |
| 安部哲也 ● 愛知県がんセンター 愛知県名古屋市 |
| 食道外科が専門。安全で合併症の少ない手術を目指す。ロボット支援手術プロクター（消化器・一般外科） |
近畿エリア
三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
| 藤原斉 ● 京都府立医科大学附属病院 京都府京都市 |
| 上部消化菅外科・食道外科および内視鏡外科が専門。食道がんの集学的治療成績向上についての研究に注力。 |
| 本告正明 ● 大阪急性期・総合医療センター 大阪府大阪市 |
| 上部消化管外科、内視鏡外科、がん薬物療法が専門。ロボット支援手術をはじめ、がん薬物療法など各患者さんに適した最適な治療を提供。 |
| 藤谷和正 ● 大阪急性期・総合医療センター 大阪府大阪市 |
| 腹腔鏡下低侵襲手術や機能温存手術など各患者さんに最適な治療を考える名医。化学療法・放射線療法も積極的に行っている。 |
| 竹村雅至 ● 南大阪病院 大阪府大阪市 |
| 食道、胃外科、鏡視下手術を専門とする腔鏡下手術のエキスパート。関連著書を出版している。 |
| 金谷誠一郎 ● 大阪赤十字病院 大阪府大阪市 |
| 腹腔鏡手術の権威。テレビなどメディアにも多数出演するドクター。 |
| 笹子三津留 ● 淀川キリスト教病院 大阪府大阪市 |
| 主に食道・胃がんを専門とし、累積症例数4000例以上を誇る名医。2014年にはNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介され、全国からがん患者が集まった。 |
| 安田卓司 ● 近畿大学病院 大阪府大阪狭山市 |
| 上部消化管（食道・胃）外科が専門。”あきらめない”をモットーに常に最高の医療提供を目指すドクター。テレビ番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。 |
| 大平雅一 ● 馬場記念病院 大阪府堺市 |
| 食道がん、胃がん、肝臓脾臓外科、外科代謝栄養が専門領域。日本食道学会の評議員、食道外科専門医、食道科認定医。 |
| 山崎誠 ● 関西医科大学附属病院 大阪府枚方市 |
| 食道がんの名医。上部消化管食道がんをはじめ、高齢者の健康、運動・栄養介入、気管再生、気管再建などの研究に注力。 |
| 土岐祐一郎 ● 大阪大学医学部附属病院 大阪府吹田市 |
| 「高度進行食道癌に対する根治を目指した集学的治療の開発」で高松宮妃癌研究基金学術賞に選ばれる。関連著書を出版している。 |
| 掛地吉弘 ● 神戸大学医学部附属病院 兵庫県神戸市 |
| 食道胃腸外科、内視鏡外科、コンピューター外科、化学療法が専門。時代の変化に対応し、最先端の治療を考える。 |
| 豊永高史 ● 神戸大学医学部附属病院 兵庫県神戸市 |
| 内視鏡診断治療、特に内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）が専門。早期がん内視鏡治療における西のスペシャリスト。医学書院も出版されている。 |
| 森田圭紀 ● 神戸大学医学部附属病院 兵庫県神戸市 |
| 内視鏡治療研究開発に注力。合併症の少ない治療器具を数々考案し、安心安全な治療提供を目指す名医。 |
中国／四国エリア
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県
| 建部茂 ● 鳥取県立中央病院 鳥取県鳥取市 |
| 食道・胃外科、内視鏡外科が専門。徹底的にがんと闘う名医。日本食道学会の食道科認定医、食道外科専門医、評議員。 |
| 猶本良夫 ● 川崎医科大学総合医療センター 岡山県岡山市 |
| 消化器外科、食道外科、がん治療、内視鏡治療が専門。特に食道がんに対しては執刀実績が700例に上る。関連著書を出版している。 |
| 白川靖博 ● 広島市立広島市民病院 広島県広島市 |
| 食道疾患が専門。特に食道がんに対する胸腔鏡下手術やロボット支援下手術については全国でも有数の症例を経験。 |
| 丹黒章 ● 徳島平成病院 徳島県徳島市 |
| 胸部外科学（食道外科、乳腺・甲状腺外科）が専門。元徳島大が病院食道・乳腺甲状腺外科教授。セカンドオピニオンに対応。 |
九州／沖縄エリア
福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県